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UVレジン液の選び方【用途や種類・特徴の比較】

レジン液選びのコツ

レジンアクセサリーを作るときに欠かせないのがレジン液ですよね。

レジンをやってみたいっ!

と思っても、UVレジン液の種類はものすごくたくさんあります。特に初心者さんは、どの作品に何を使ったらいいのか、レジンを始めようと思っても迷ってしまいます。

色々なメーカーから様々なレジン液が販売されていて、どれを選べばよいのかわからない😂ですよね。

UVレジン液は、メーカーによって使い勝手も仕上がもまったく違います。

このようにUVレジン液には様々な特徴があります。

『実際みんなが使ってるのはどのレジン液なのでしょうか?』

今回は、それぞれのUVレジン液の特徴や選び方ついて紹介したいと思います。

そもそもUVレジン液って何だろう?

「レジン (resin)」 というのは、英語で 「樹脂」 のことを言います。UVレジンとは、紫外線で硬化する樹脂のことを指します。

UVレジンを使った作品を「レジンクラフト」といいます。レジンクラフトをするのに絶対に必要な紫外線をあてると固まる液体です。

UVレジンには、大きく分けて、ハードとソフトタイプがあります。透明な普通のものや色つきやラメタイプもあります。
ハードタイプは、硬化後に硬くなるタイプで、ソフトタイプは柔らかい素材になります。

各メーカのレジン液の違いとは?

匂い・粘着力・気泡・硬化時、等々でレジン選びは、それぞれ個人差があります。

UVレジン液の種類によって、以下のような違いがあります。

よくレジン液の中で比較される基準で、市販のレジン液を比べる指標にもなりますので、まずは主な性質を紹介します。

  1. しっかり硬化するか(硬化不良=ベタベタしていないか)
  2. 硬化後の透明感
  3. 硬化後の黄変のしやすさ(経年変化でレジンは黄色味がかってきます。黄色くなりやすさ)
  4. UVレジン液の粘性(水のようにさらさらした液からドロっとした液まで)
  5. UVレジン液自体の臭い(UVレジン液によって臭いが違います)
  6. 気泡の入りやすさ
  7. 安全性

UVレジン液は化学物質ですので、各メーカーでレジン(樹脂)の配合成分が違う為に値段や質、使い勝手が変わってきます。
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あなたが作品を作る上で重要なことは?

どのような基準で、レジンを選びますか?それによって選ぶレジンも変わってきます。

  • どんな作品が作りたいか。
  • 出来るだけ安いレジンが欲しい。
  • 透明度・硬さ・匂い・ベタつきのなさの品質重視
  • 匂いがきつくないもの
  • 粘着力がつよいもの
  • 気泡が出来にくいもの
  • どのくらいで固まるのか
  • とりあえず、一度使ってみたい。
  • 見た目が可愛いのがいい。
  • きれいに固まるかどうか
  • 本格的に、きれいに作りたい

等、選ぶ前に考えてみて下さい。それぞれにおすすめなレジン液がありますよ。

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作品に合ったレジン液の選び方

UVレジン液によって、違いがあることは前述しましたが、どう使い分ければいいでしょうか。

ここまで、それぞれのメーカの特徴や選ぶ基準を説明してきましたが、成型用として市販されている、レジンにはとてもたくさんの商品があります。

モールド型に使いやすい粘土の低いレジンや、匂いのしないレジン、気泡ができにくいレジン、仕上がりが綺麗なレジン等たくさんあります。

どう使い分ければいいのか?どんな差があるのか?について、作品によってレジンを使いわけたり、お気に入りの1本を使うなど好みは様々です。

まずは、何を作りたいかを考えて選びましょう。

 

ソフトとハードの使い分け

レジン液は、ハードタイプ・ソフトタイプ・グミータイプの3種類あります。

何が違うかというと、硬化前の状態は同じトロッとした液体ですが、硬化後の状態が違います。ハードタイプが主流ですが、デザイン・用途・風合いになどの質感に応じて使い分けましょう。

ハード

粘着力が高いので直接セッティングに入れたり、型に入れたり型に入れて抜くデザイン向きです。

  • 透明度が高く、さらっとして型に流しやすい
  • さらっとしてる分、こほれやすい
  • 出来上がりはツルツル
  • ハードは一切曲がらない
ソフト

紙や布のコーティングに使用できます。

  • ねちょっとした粘土みたいな使い勝手で型に流すには向いてません。
  • 出来上がりは少しペタペタ。
  • グニャグニャまがるので、おもちゃのような風合い。

収縮率

レジン液が紫外線に当たり硬化するのは、化学反応を起こしているからです。このときにレジンは発熱し、少し縮みます(収縮)

この収縮が起こるため、レジンが反り返ったり、型との間に少し隙間ができてしまってツルンとした仕上がりにならなかったりします。

収縮率もまたレジン液の種類によって異なりますが、価格の違いでは判断できません。シリコンモールドの作品で失敗を少なくしたい方は、収縮率の低いレジン液を選ぶと良いです。

透明感

UVレジン液の一番の特徴は、無色透明であることですが、市販されているレジン液も種類によって透明度が異なります。作品を制作する過程で着色することもできますし、すでに着色されたレジン液も市販されています。これをカラーレジンといいます。透き通った作品を作りたい場合には、透明度の高いものを選ぶと良いです。

粘度

UVレジンは液体なので、どれくらいネバネバしているかということです。トロッとしている、ドロッとしているかの具合といえば分かりやすいですかね。

例えば、粘度が高いレジン液だと、ぷっくりたくさん盛りやすいですが、気泡が入りやすくなります。粘度が低いレジン液だと、垂れ流れやすいですが、気泡が抜けやすい性質となります。

一般的にミール皿で作品を作る場合は、粘度が高めのものがいいです。シリコンモールドで作品を作る場合は、粘度が低めのものが扱いやすいです。

レジン液は温めると粘度が低くなります。
気泡がたくさんできたり、広げにくかったりした場合には、少し温めることがコツになります。

硬化時間

硬化時間とは、UVレジン液が紫外線に当たって硬くなるまでの時間のことです。紫外線量が多いほど、早く硬化しますので、9WのUVライトより、36Wの方が硬化時間が短くてすみます。また、レジン液によって硬化時間は異なり、値段の高いものほど早く硬化する場合が多いです。

安いレジン液などは硬化したあとにべたつきが残る場合がありますが、長めに紫外線を当てるとべたつきがなくなる時もあります。

臭い

UVレジン液には特有の臭いがあります。種類によっては、別の香りがつけられているものもあります。(ユザワヤのレジン液はピーチの香りです)

臭いの感じ方は人それぞれですので、自分が気にならない臭いの種類のレジン液を見つけると、作業しやすくなります。

これらは、自分の作りたい作品や好みによるものも大きいですね。自分が一番求めるものを考えるとレジン液選びの失敗にならないです。

UVレジンが硬化する波長の違いに注意!

レジン液はメーカーにより、硬化する波長(紫外線)が違います。これは、前述したようにレジンが化学物質であるために、各メーカーの成分が違う為です。

UVもLEDも紫外線の一種なのですが、波長が違います。たくさんあるレジン液の中で、

  • UVで固まるレジン液
  • UVとLEDの両方で固まるレジン液

この2種類があります。お手持ちのライトの波長で固まるレジン液を購入しましょう。

太陽光やUVライトで硬化させる場合は、ほとんどのレジン液で問題ありませんが、LEDライトで硬化させたい場合、硬化しないレジン液があるので注意しましょう。

おすすめのレジン液

UVレジン液の御三家!【清原】【パジコ】【ユザワヤ】

UVレジン液(ハードタイプ)で有名どころのメーカーがあります。

  • 「清原」
  • 「パジコ」
  • 「ユザワヤ」

になります。それぞれのメーカの特徴を説明しますね。

「清原」 UVクラフトレジン液

『バランスの取れたUVレジン液はどれ?』と思う方もいますよね。匂い・気泡共に少なく、仕上がった時の固さや透明度、ベタつきが少ないのでバランスが良いと評判です。

おすすめポイント!

清原はレジン液の中でも特に有名で、品質は最上級!レジン液で一番使われてると思います。国内で販売されているレジン液の中でリピート率ダントツトップの清原。また硬化が速いのも特徴です。

詳しくはこちらにまとめています。

【清原】UVレジン液の特徴・評価・口コミまとめ
レジン液で一番使われてるのは多分KIYOHARA(清原)のハードタイプだとも言われています。『高いし、なんでそんなに人気なの?』と思いませんか?

「パジコ」 太陽の雫

おすすめポイント!

パジコの最大の特徴は、他のレジン液に比べて、透明度が高く、硬化スピードが早く仕上がりもきれいです。清原のUVクラフトレジン液と比べると粘度が低くサラっとしています。美しく仕上げたいのならおすすめです。リピート率も高いです。

詳しくはこちらにまとめています。
http://xn--uv-ei4axijb.com/post-1480

ユザワヤ オリジナルレジン

おすすめポイント!

とにかく安い!コスパ最高!!ピーチアロマの香り付きです。

【ユザワヤ】UVレジン液の特徴・評価・口コミまとめ
大手手芸・工芸・ホビー材料等の販売店であるユザワヤのオリジナル商品です。 清原やパジコのものと比較して安価で扱いやすい...

100均のUVレジン液

ちょっと試してみたい方などは100円ショップにも売っているので、こちらを購入してみるのもいいかも知れません。

100円ショップのレジンも最近は品質が向上してきているらしいですが、本格的にきれいに作りたい方は品質のいいものを購入されるといいですよ。

質の悪いレジン液に注意しましょう。

たくさんの種類のUVレジンが売られていますが、商品によって品質はまちまちです。きれいに透明に固まるものもあれば、成型後に表面がべとつくなど、品質の良くないもの(100均等)もあるようです。

なんでもそうですが、ほぼ値段と品質が比例しているので、あまり安すぎるものは品質が良くないと言われています。

「品質がいいか悪いか」は、レジンの品質の良し悪しは、だいたい値段と一致していますので、安すぎる商品は避けた方が無難です。メーカーによって配合(レシピ)が異なり、製造方法によっても品質が変わってきます。

選ぶ際は、商品の特徴や詳細をきちんと表示してくれている様な、良心的なメーカーさんを選ぶと無難です・・。

品質のよくないものは、固まったあとに表面がべたついたり、固まる過程でこまかい気泡が発生したり、硬化不良 (きちんと固まらない状態) を起こしやすかったりします。

最近はレジンの流行に当て込んで、ネットでレジンを販売するサイトが急激に増えましたが、同じ商品でも極端に値段の安い場合は、一括大量仕入れされたレジンですから、いつ製造された商品かわかりません。

レジンは鮮度が重要で、密閉状態でも硬化剤は徐々に劣化していきますから、購入したレジンの硬化剤がすでに黄色く劣化していて、透明に固まらなかった、というトラブルもあるようです。

極端に値段の安いレジンには注意して下さいね

まとめ

値段的には、一番安いのがダイソーで、高いのは、「パジコ」 太陽の雫ですね。

透明度の高いレジンは、上から別のレジンでコーティングしたり、粘土が高いレジンの方が厚みを出し易いなど、そのレジンによる特徴を生かして使用するのがベストです。

他のメーカーのレジンを使ってみるのもとっても面白いですが、用途や自分に合うUVレジンを探して使ってみると良いですね!

品質を求めるなら、

・清原(粘度高め)

・パジコの太陽の雫(粘度低め)

安さを求めるなら、

・クラフトアレンジ(ただしなんかガスみたいなもの出る)

・tama工房のレジン液(ただしちょっとクサい)

ちょっと試してみたい人には、

・セリアのレジン液

実際の出来栄えに大きな差があるかと言えば、そうでもありません。

何分UVランプに当てていてもべたついてどうにもならなかったのはダイソーのレジン液くらい。

高いものは高いだけあるなぁ…というのが印象です。

それも、使う人の環境や使った時の着色料の量だとかで硬化の具合は変わってくるでしょう。

気泡を完全に抜きたい人もいれば、気泡はあえて残したいという人もいるはず。

その時に自分が作りたいデザインに合わせてレジン液を選んでもいいと思います。

私が挙げた長所も欠点も、他の人にとってはそうでもないかも知れませんしね!

そして私が使ったことのないレジン液もまだまだあるでしょう。

皆さんのお気に入りが見つかりますように^^♪

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